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顕微鏡治療の動画撮影を記録するには?

撮影した顕微鏡治療の映像をきれいに記録(録画)するためには、なんといっても、元の画像の解像度が高いことにこしたことがありません。つまり、ハイビジョンやフルハイビジョンで撮影すれば、その後の編集などで動画をいくら圧縮変換(エンコード)しても、きれいな動画を保つことができるのです。しかし、歯科医のためのCCDカメラ道でご説明したように、現状ではHDカメラ、FHDカメラは非常に高く手が出しにくいのが難点であります。
ここでは、比較的導入しやすい、1CCDカメラを使用した動画撮影システムをご紹介していきます。
1CCDカメラは元画像が40万画素程度であり、これをきれいに編集、保存するのは実は腕の見せ所なのです。

動画を高画質にキャプチャーするための鉄則

1・CCDカメラの出力はS端子を使用する

元画像のCCDカメラからの映像は40万画素程度のアナログ画質である。意外とビデオケーブルのままで出力されていることが、多いようだが、アナログ画質をできるだけきれいに出力するにはS端子から出力することが好ましい。

2・動画はAVI形式(DV)で取り込み保存する。(パソコン限定)

CCDカメラから取り込んだ映像はキャプチャーカード上で変換(エンコード)されるが元の画像を極力劣化させないDV形式(AVIファイル)で取り込めるタイプのキャプチャーカード(キャプチャーボード)を選びましょう。つまり、MPEGやWMV形式で取り込める安価なキャプチャーはあまりおすすめできません。

3・書き出しは1回のみがベスト!(パソコン限定)

保存された動画を編集してから、AVI形式やMPEG形式に保存することを書き出しという。書き出しには再変換処理(再エンコード処理)が必要になるため書き出しの回数を重ねるどとに、元動画より画質は劣化してしまう。

つまり、きれいな動画を制作するためには、S端子で出力し、動画の取り込みはAVI形式(DV)でおこない、決してオリジナル動画は書き出ししないこと。そして編集後、最後に1回だけ書き出すことがベストです。これらの鉄則を踏まえたうえで、まずは動画記録システムの種類からご説明いたします。

 

CCDカメラから出力された映像を記録する装置は、大きく分けて2種類があります。

T. HDDレコーダーによる動画の記録

顕微鏡治療の記録装置として、一番一般的なものは「ビデオレコーダー」です。現在では、HDDレコーダーが普及しており、CCDカメラからでた映像出力ケーブルをHDDレコーダーに接続すれば、テレビを録画する感覚で簡単に顕微鏡治療を記録(録画)することができます。さらに、HDDレコーダーからの出力された映像をテレビモニターに接続すれば、画面上に顕微鏡治療風景を映し出しながら、治療することもできます。記録された治療動画はHDDレコーダー内で余分な部分のカットなどの編集が可能であり、DVDやブルーレイディスクに書き出してパソコン上で見ることも可能です。

しかし、HDDレコーダーの容量を超えた記録はできないので、たまった動画はDVDなどの記録メディアに書き出す必要があります。ここで問題があります。DVDに書き出される際には最高画質(XP)にしても、圧縮されて書き出されてしまうのです。
HDDレコーダーから書き出された動画はすでに元動画より劣化しているということになります。それでも実際は、たった1回圧縮をかけただけなので、肉眼的に画像の劣化を感じることはあまりありません。

動画の保存の目的がただ単に顕微鏡治療の記録であればHDDレコーダーでカット編集を行い、DVDに書き出せば、わずか1回劣化で顕微鏡治療が記録保存できるので問題ないでしょう。

しかし、HDDレコーダー上では動画にエフェクトを付与したり、動画を重ねるなど高度な編集やYoutube投稿用など他形式には変換できません。これらの編集をする場合はパソコンの動画編集ソフトを使用する必要があります。

この場合、HDD録画→HDD編集→DVD書き出し(劣化)→パソコンソフトで編集→書き出し(さらに劣化)となります。先ほど申し上げたように、元画像がハイビジョン画質ならほとんど問題ではありませんが、元画像がSD画質の場合では、は元画像のクオリティーをだいぶ損なってしまう結果になります。

つまり、HDDレコーダーを使用する記録は動画の保存の目的がただ単に顕微鏡治療のDVD保存記録であれば、元動画をあまり損なうことなく、簡単に保存できるのです。しかし、その後パソコンに取り込み動画編集ソフトで編集するなどの用途には、劣化が進むためあまり向かないことを覚えておきましょう。購入の際にはHDDの容量、記録メディアの種類(DVD、ブルーレイディスク)をよく考慮のうえ決めましょう。

U. パソコンのHDDによる動画の記録

歯科用マイクロスコープのCCDカメラの映像ケーブルをパソコンにつないで、パソコンのHDDに記録する方法です。HDDの増設やポータブルHDDにデータ(動画)記録することにより容量の制限をうけず、ほとんど劣化させることなく画像データ大量に保存でき、さらにデータの転送、がUSBメモリーなど手軽に取り扱えるなどの特徴があります。しかし、マイクロスコープのCCDカメラの映像ケーブルはアナログ端子であり、そのままでは、パソコンに取り込めないためいくつかの機器が必要になります。

パソコンに動画を取り込む方法は

DVコンバーターを使用してパソコン本体に取り込む方法と動画キャプチャーカード(外付け又は内蔵)を使用してパソコンに取り込むの2種類があります。前者は「DATA Gen PRO for DENTAL」が採用している方式であり、後者は一般的な動画をパソコンに取り込む方式に多くもちいられている方法です。

現在、歯科用映像記録システムとして発売されているものは、白水貿易で販売している「DATA Gen PRO for DENTAL」のみであります。
「DATA Gen PRO for DENTAL」の特徴は顕微治療の動画をDV形式でデジタル処理をおこない、HDDに長時間録画を可能にしています。(500GBのHDD、約40時間の録画が可能)さらに画質を劣化することなく、保存し編集できることが特徴としています。

DATA Gen PRO for DENTAL

 

この「DATA Gen PRO for DENTAL」の映像記録システムの仕組みは、まず、CCDカメラから出力された映像ケーブル(アナログ端子)を図@DVコンバーターというアナログ信号をデジタル信号に変換する機器を使用してデジタル信号に変換(DV形式)します。そして変換されたデジタル映像(DV形式)を図Aパソコンに取り込み(キャプチャー)をおこない、パソコン内の動画編集ソフトによりAVI形式に変換され、図BポータブルHDDに取り込んだデータを保存する仕組みであります。
そして、取り込まれたデータを「DATA Gen PRO for DENTAL」のパソコン編集ソフトで編集、保存をおこない、操作はタッチパネルモニターでおこなえます。またUSBメモリーによりデータを取り出せるため他のパソコンでも動画編集をすることができ、互換性に優れているなどの特徴があります。

さらに細かい歯科用映像記録システムの仕様について

・DVコンバーターにはトムソン・カノープス社製のADVC-55が使用されている(実売価格2万円弱)

・パソコン本体いわゆるキューブPCでグラフィックボードを搭載していないオンボードグラフィックであり、それほど高いスペックのPCではない。

・動画取り込みがIEEE1394端子による接続のため、モニター上の動画と実際の治療に0コンマ数秒のズレが発生する。

・動画キャプチャー中も静止画撮影が可能。

・オプションのフットペダルにより操作できる(おそらくここが最大の魅力!)

・パソコン内への取り込みはDV形式に変換するので、厳密にはこの時点で元動画より劣化している(DV形式は未圧縮AVIの約5分の1の圧縮率)。それでも1時間の撮影で約13GBの容量が必要。

・ポータブルHDDが500GBなので約40時間の撮影が可能。

・付属の動画編集ソフトはカット編集ができない。できる編集は動画の抽出のみ

・書き出しのファイル形式は、AVIとMPEG形式のみ

・無劣化との触れ込みであるが、AVIに書き出ししても必ず劣化は発生する。書き出す回数が多いほど劣化してしまうので注意。

これが、現在市販品として販売されていある歯科用映像記録システムの主な仕様です。もとは医科用の動画記録システム(約300万円ほど)を歯科用にアレンジしたとのことだが、それでも、システム一式100万円ほどしてしまう点がネックなのです。
個人的な感想としては動画編集ソフトとしての性能、変換ファイルの種類等が貧弱すぎる感があり、さらに動画変換もソフトウェアエンコードのため画質も値段の割にいいとは言えず、フットペダルの操作以外魅力を感じないものであった。
それでも、現在雄一の記録システムであり、サポートもあるので、簡単に済ませたい方にはおすすめかもしれません。
ここで細かい裏技をご紹介いたします。より細かい編集やエフェクトを使用したい方は「DATA Gen PRO for DENTAL」から元動画をお持ちのパソコンに映してから動画編集ソフト(アドビプレミアなど)で編集されるとよいでしょう。この際の元動画の取り出し方ですが、USBメモリーの転送をおこなうと「DATA Gen PRO for DENTAL」上では必ず書き出されてしまいます。これは元動画を編集せず1回無駄に書き出ししてしまっているのです。そのためUSBメモリーではなく、「DATA Gen PRO for DENTAL」のポータブルHDD中のファイルを直接、お持ちのパソコンにコピーするようにしましょう。ポータブルHDD中の動画ファイルは撮影した日付けがファイル名になっており、そこに保存されています。(ポータブルHDDをはずす時は必ず電源を落としてください。)

ただ、パソコンに多少知識があり、高いお金を出すのがイヤなかたは、同じ仕組み自作で組みあげることをおすすめいたします。10分の1ほどの費用で同じシステムを構築することも可能でなのです。

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顕微鏡歯科ドットコム推奨の動画記録システムを紹介!

劇的に費用を抑えて低価格、省スペースな歯科用動画記録シムテムを構築する方法は?

これから説明する方法を読む前、おこなう前に必ずお読みください。

この方法はパソコンに詳しい方が自己責任でおこなってください。
この方法によりメーカーのサポートを受けられなく可能性があります。
この方法による不具合、故障等に当サイトは一切責任を負いませんので、自己責任でおこなってください。
自信の無い方はメーカー純正仕様にすることを強くおすすめいたします。

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